パソコンサポートをしていてウイルスに感染しているパソコン修理をしたことは何度もあります。
そこで同僚がやってしまった大失敗があります。
ウイルス感染したパソコンをオンラインスキャンした時のことです。
時間がかかるので、夜スキャンを開始してそのまま帰宅してしまったのです。
朝確認したところ、大量にウイルスが見つかり、結局リカバリが必要と判断しました。
しかしです。話はこれだけでは終わりませんでした。
数日後、プロバイダから苦情が来たんです。
苦情内容はこうです。
「メール送信の苦情が来ています」
「すぐに対策をしてください」
「対策が確認できない場合は、インターネットの接続を強制停止します」
原因は、ウイルスの駆除の為に預かったパソコンがオンラインスキャン中に迷惑メールを大量送信していたんです。
オンラインスキャンは検出のみで、駆除はされないんです。
朝まで大量のメール送信がされていたという事になります。
もう、頭の中が真っ白になりました。
同僚がやってしまった事とはいえ、関係ない人に迷惑な行為を行ってしまったことに頭をかかえました。
もし、ウイルスに感染しているかもしれないパソコンをオンラインスキャンしようと考えているのであれば、慎重に行ってください。
スキャンしたまま、インターネットにつないでおくことだけはしないでください。
スキャンが終わったら、すぐにLANケーブルを抜くのが安全です。
もし被害があっても少しの時間だけであれば、最小限にできます。
また、ルーターがあるのであれば、ルーターの設定で25番ポートは塞いでおくのが良いと言えます。
25番ポートとは、簡単にメールを送信する為のドアです。
今はメールに25番ポートを使っているプロバイダも少なくなりました。
代わりにセキュリティの髙い送信ポートが使われています。
参考にされてみてはいかがでしょう。