PCサポート日誌

会社のデータをクラウドサーバで管理するのが安全でない理由

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私は16年ほどパソコンのサポート、会社のサーバーメンテナンスの仕事をしています。ある不動産会社のお客様が、自社ファイルサーバをクラウドにしようか、と検討されていた話をご紹介します。

ニュースで、クラウド上のデータを消失させてしまい、バックアップも復旧できなくなったという報道がされていました。そのクラウドサーバを管理している会社の見解が、サイトに書かれていましたので要約させて頂きます。

約款の中に「万が一、データが失われても一切の補償はしない」、「クラウド上のデータバックアップは、利用者が定期的に行う必要がある」と書いているので、失ったデータの補償は一切しません、というものです。

自社サーバの維持は、結構な費用がかかります。電気代とサーバコンピュータ代、サーバOS代、クライアント料 (CAL)、維持管理人件費です。それがクラウドだと、格安で運用ができます。

しかしです。セキュリティの落とし穴がたくさんあることが分かりました。まずデータ保全性です。ニュースでもあったように、確実にデータの保全ができる訳ではありません。よく理解して、細目にバックアップする必要があります。

また、データをインターネット回線を通じて利用するため、通信の暗号化をしっかりしていないと、データが盗まれてしまうことがあります。しっかりしていても、IDやパスワードの漏えいで簡単に不正アクセスされてしまう危険もあります。

利用しているパソコンがウイルスに感染した場合は、クラウドにアクセスしたデータを盗まれる危険もあります。自社サーバだと、どれも回避する設定や方法が簡単に用意できます。安価がゆえにクラウドサーバは、自社サーバとは比べものにならないほど、セキュリティリスクが存在しているんです。

会社の存続にかかわるようなデータがある場合は、クラウド化はリスクが大きすぎると言えるのです。私の担当しているお客様で、年商数億円~数十億円の取引きがある事業所では、クラウド化をためらっておられます。

今回、Windows Server 2008 のサポート期間終了に伴い、自社サーバの入れ替えを受け持ちました。従業員は20名ほどと少ないのですが、扱っているデータと取引き額が大きいので、自社サーバで更新をされます。

できるだけ安価に見積りを作成しましたので、もし自社サーバで最安を検討されている方がいらっしやれば、参考頂ければと思いご紹介させて頂きます。

小規模オフィスのファイルサーバを最安値で構築する (2019年5月版)

2019年4月にメンテナンスをしている会社のサーバ移行を行いますので、ご紹介します。もし、会社でファイルサーバを設置したいと思っている方は、ご参考頂ければと思います。

この度、Windows 7 のサポート期間終了と同時に Windows Server 2008 のサポート期間も終了します。それに伴ってサーバーの入れ替えをする事になりました。

ちなみに、価格は極限まで抑えた仕様になっていますので、予算に余裕のある方は参考にならないと思います。

まずOSは、『 Windows Server Essentials 2019 64Bit 』です。調達先は、NTT-Xストア。価格は、59,400円 (税込)です。次にサーバマシンは、『富士通 PRIMERGY TX1310 M3 4GB (ディスクなしモデル) 』。CPUは Celeron G3930 です。小規模オフィスのファイルサーバなので、これで充分です。

ちなみに『 Windows Server Essentials 2019 』は25ユーザ・50PCまでは、そのまま利用できます。追加はできませんが、小規模オフィスであれば問題ないと思います。

調達先ですが、調査時点では16,400円でアマゾンが最安値でした。このモデルはディスプレイ変換ケーブルを追加で購入しなければいけませんので、『 TechRise DisplayPort→VGA 変換アダプタ ディスプレイポートVGA変換アダプタ 金メッキコネクタ 解像度1080pまで対応 (DP to VGA) 』を選択。価格は約1,000円 (税込)。

これは D-SUB15 ピンですので、DVIケーブルなどが必要な方は、そちらを選ぶ必要があります。 ( DP to DVI,CableCreation 1.8m DisplayPort to DVI ケーブル )

次にストレージです。今回は、容量よりもメンテナンスの時間短縮の為に SSD を選びました。10年以上メンテナンスをしていますが、その会社の保存データは10GB程度だからです。500GBもあれば充分なのと、SSD の価格が安いので選択しました。

選んだSSDは、NTT-Xストアの『 Ultimate SU630 2.5インチ SSD 480GB (ASU630SS-480GQ-X) 』です。クーポンを使って1つ5,980円 (税込)です。トータルの部品代は約92,900円 (税込)です。

仕上がった同等のものが、アマゾンで販売されいますが、12万円ほどです。そちらはハードディスクの500GBが2つ搭載されたものですので、実質の価値としては、こちらの方がやや高いと思います。

『 Windows Server Essentials 2019 』 には試用版があります。利用環境に適合しているか調べることができます。お試しする場合、データの容量が約4.7GBあり、通常のDVD-Rには焼く事ができません。私は、DVD-R DL (8.5GB)に焼きました。

Windows Server Essentials 2019 試用版

インストールしてみたところ、見た目は Windows 10 と大差ありませんでした。

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