新手のフィッシングサイト出現
このほど世界的に巧妙なフィッシングサイトが大量に出現している。今までフィッシングサイトといえば、銀行やサイトのメールを装って誘導してログイン情報を盗むのが主流でした。
それが、漫画本などを無料で読めることを宣伝し、クレジットカード情報を盗むというもの。登録時にクレジットカード情報や個人情報を入力するのですが、実際は無料で漫画本などは読めず、情報だけが持って行かれるというものです。
この新手のフィッシングサイトは日本だけにとどまらず、世界的に広がっているそうです。各国の言語に対応しているのだそうだから、これを行っている組織も大がかりなものだと分かります。
「漫画を無料で読める」は危険なサイン
「購入すると結構な値段をするものが、無料で手に入るかもしれない」そういった考えを逆手に取ったフィッシングサイトは、今後も増えてくるはずです。
なぜクレジットカードが狙われるのか。それはクレジットカード情報が盗まれても、被害を届ければカードの持ち主には返金されることが多いのです。実際に被害を受けるのはクレジットカード会社なのです。年間、ものすごい額の被害が出ているそうですが、それでもクレジットカード会社は儲かるシステムになっているそうです。
だからと言って、クレジットカード情報を盗まれても安心しても良いわけではありません。被害にあった金額を取り戻すには、膨大な手間と時間を要します。また、金銭以外の別の被害にもつながります。
フィッシングサイトの手口を知ることが重要
セキュリティにおいて、フィッシング手法は一通り知っておくと防げる可能性が高くなります。無料で利用できるとうたうコンテンツには注意することや、クレジットカード情報を入力する必要があるコンテンツはできるかぎり利用を避けるのが安全です。