スパイウェアは、ウイルスなどと侵入の仕方が違います。フリーソフトなどをインストールしたことでスパイウェアが入る込む事が多いのですが、インストールしたフリーソフト自体には、スパイ行為を行うプログラムが無いことが多いのです。また対策ソフトでも検出されないのです。それではどういった方法で侵入してくるのでしょう。
スパイウェアの侵入経路
それは、フリーソフトのプログラム更新やオススメソフトに含まれます。フリーソフト自体に怪しい機能を持たせてしまうとすぐに見つかってしまい、ダウンロードサイトから削除されてしまいます。しかし、後から侵入させる方法を使えば見つからないという考えです。
入れた覚えの無いソフトが入っていたという経験はないでしょうか。それは、「オススメソフトを一緒に入れますか」という記述が見えづらいところに小さく表示され、チェックがされた状態で、「更新しますか?」⇒「はい」のボタンを押す事で入り込みます。
中には、自動更新されるように最初からなっており、インストールから数か月後に勝手に一緒に入れられるものもあります。
このようにフリーソフトには、本来の機能以外にプログラムされているものがたくさんあります。無料にしているには理由があるものがあるのです。それでは、どうしても使いたいフリーソフトがある場合、どうすればいいのでしょう。
スパイウェアに感染しない為の方法とは
フリーソフトの中には、とても便利で使いやすいものが沢山あります。でもスパイウェアの餌食にならないために、知っておくべき使い方があります。
フリーソフトをインストールする前は、「レジストリのバックアップをとっておく」こんな事を言われても難しいかたもいるのではないでしょうか。インストール後に、怪しいなと思ったり、1回だけ使ってみてもう使わないなと思ったら削除をしますよね。その削除後にレジストリのバックアップを復元しておくのです。
フリーソフトをインストールすると色々なプログラムが入ってくるのですが、このレジストリに書かれたプログラムが自動的に立ち上がるようになるのです。アンインストールしても、このレジストリを残してしまうものがあるのです。だからバックアップを復元することで、インストールする前の状態に戻せます。
良く見かけられるスパイウェア駆除ソフトは、このレジストリで怪しい箇所を見つけて修正してくれるものが多くあります。
普段からこのレジストリのバックアップを取っていれば、実はパソコンが怪しい動作をしても元に戻せることが多いのです。スパイウェアは所詮人が作ったプログラム。パソコン起動時に自動で起動できるようにならなければ、動作することができないのです。
このレジストリを知っていれば、スパイウェアに対する耐性は高くなると言えます。
レジストリの起動方法
Windows7の場合
ウィンドウズマークをクリック ⇒ プログラムとファイルの検索に「regedit」と入力しエンター ⇒ 「~変更を許可しますか」と聞いてくるので「はい」を選択 ⇒ 開いたレジストリエディターの「ファイル」をクリック ⇒ エクスポートをクリック ⇒ 任意の名前を付けて保存
Windows10の場合
ウィンドウズマークを右クリック ⇒ ファイル名を指定して実行をクリック ⇒ 「regedit」と入力しエンター ⇒ 「~変更を許可しますか」と聞いてくるので「はい」を選択 ⇒ 開いたレジストリエディターの「ファイル」をクリック ⇒ エクスポートをクリック ⇒ 任意の名前を付けて保存
※任意の名前には、日付を付けておくといつバックアップをしたか一目で分かります。