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ウイルス対策をしているとほぼウイルスに感染しない?
答えから申しますと、感染しまくります!入れていてもドシドシ入ってきます。それじゃあ、ウイルス対策の意味が無いんじゃないの?なんて考えますよね。
まあ、「ウイルス対策ソフト自体がウイルスみたいなもんだ」なんて言う方がたくさんいらっしゃいますが、それはこの際置いてきましょう。
もし、ウイルス対策ソフトを入れていなかったら、たぶん気づきません。気づかないうちに、データを盗まれたり、大量のメールを送りつけるゾンビPCとして遠隔操作されることだってあります。
入れておくと、すぐに削除してくれる場合もありますし、後日発見することもあります。駆除できなくても、それを知らせてくれることもあります。最悪の事態になる前に対処できる可能性が高いのです。
ウイルス対策ソフトが防げないウイルスが何故あるのか
それは、ウイルスの数が多すぎるからです。毎日、毎日、新しいウイルスが製造されいます。一週間前に見つかったウイルスに対応していたとしても、昨日見つかったウイルスの駆除をするためのプログラムは、現在作成中だったりするんです。
一週間後には、対応できて駆除できるとしても、それまでは発見すらできないのです。ウイルスも所詮、人間が作るプログラムです。見つからないようなものを作成して、見つかったら変更を加える。そういったことを、繰り返しているんです。
対策ソフトのメーカーはウイルスに感染しても補償してくれない?
ほとんどのメーカーは感染しても補償はしてくれません。しかし、補償付きのプランがあるウイルス対策ソフトがあります。トレンドマイクロのウイルスバスター「保険&デジタルライフサポート」です。ウイルス感染などにより、クレジットカードなどを悪用された場合、最大で100万円まで補償をしてくれます。
残念ながら、ウイルスによりパソコンが故障しても、それには補償は適用されません。パソコン修理屋の考えから述べると、ウイルス対策していてもウイルスに感染するのは、比較的簡単なことです。もし、これを補償していたら、とてもたくさんの補償をしなければいけなくなり、メーカーの経営に影響を与えることになりかねません。
ウイルス対策ソフトを入れる意味
入れていても感染してパソコンが簡単に故障してしまうのに、入れる意味はあると言えます。それは、インフルエンザのワクチン接種に近いものがあります。ワクチン接種したからと言って、インフルエンザに感染しないとは言えません。しかし、ワクチン接種していないと、可能性が高くなってしまうのです。
インフルエンザは、高熱で致死率の高い風邪です。予防接種で劇的に危険から回避できると言えます。コンピューターウイルスのワクチンが、ウイルス対策ソフトということです。