ウイルスバスターの便利な機能 【データ消去ツール】の詳細
削除後に処理をする機能ではなく、削除する時に復元できないように「完全削除」が選択できる機能です。
以下のような状況を想定した機能です。
・データごとに通常削除・完全削除を選びたい
・高度なデータ漏洩防止対策を考えている
Youtube にも上がっていますが、中古で購入したハードディスクやメモリカードからデータを復旧して閲覧している動画がたくさんあります。
それは残っていたデータを開いたのではありません。
削除されたデータを復元して閲覧しています。
データを完全消去せずに譲渡・廃棄すると悪用される可能性があるのです。
この機能は、そういった不安を取り除いてくれると言えます。
「データ消去ツール」の注意点
この機能は、導入当初はオフになっています。
利用したい場合は、最初に設定をする必要があります。
全ての削除データを復旧不能にしてくれる機能ではないため、削除する時に「完全削除」か「通常削除」かを選んで行う機能です。
設定しておいても、使用上パソコンに負担や変化はありません。
「データ消去ツール」場所と設定方法
① タスクバーの中のウィルスバスターアイコンの上で「右クリック」をします。
② メイン画面の表示をクリック。
③ メイン画面の「データを守る」をクリック。
④「データ消去ツール」の項目の「設定」をクリック。
⑤ 「概要」右下の OK をクリック
⑥ 左の「スライド」をクリック
⑦ OK を押して閉じる
※個人使用では「セキュリティレベル :中 」で特に問題はありません。
使用可能になると以下の場所の文字が「有効」に変わります。
また、ファイルの上で右クリックをすると、「データ消去ツールで削除」の項目が追加されます。
こちらを選択すると、「完全削除」となります。
通常削除したい場合は、下の「削除 (D)」の方を選択します。
「データ消去ツール」の補足説明
キーボードの Delete キー で削除した場合は、「通常の削除」となります。
完全削除で沢山のデータを処理する場合は、ファイルを全て選択した状態で「データ消去ツールで削除」を実行します。
また、「ごみ箱」の中のデータには、「データ消去ツール」を実行することができません。
その場合は、「元に戻す」作業を行って実行する必要があります。