「保護者による使用制限」機能の詳細
初期設定では無効になっています。
ウイルスバスターを導入しただけでは機能しません。
子供が使うパソコンを脅威から守る事や使用時間の制限に利用できます。
ウイルスバスター「保護者による使用制限」で出来る事
① URLフィルタ ⇒ 有害なサイトをブロック
② 使用時間の制限 ⇒ インターネットを使える時間を設定
③ ソフトウェアの制限 ⇒ ゲームなどを遊べる時間を設定
「保護者による使用制限」初回の設定方法
タスクバーのアイコンを右クリックし「メイン画面の表示」を押します
「家族を守る」をクリック
保護者による使用制限の「設定」を押します
パスワードの設定が求められますので入力
初回のみ「保護者による使用制限の設定」が始まります
「次へ」で完了させても、後から設定できます
完了すると次回以降は次のような表示になります
「URLフィルタ」で出来る事
・ギャンブル
・違法行為・違法薬物
・酒・タバコ
・出会い
子どもには見て欲しくないと思うサイトをブロックできます。
・オカルト
・低俗
・差別
・オークション
・個人売買
など、親としてブロックしたい項目も選んで指定することができます。
メルカリのブロック設定
ショッピング/エンターテインメントの「ショッピング」にチェック
この設定をすると「メルカリ」と同じようなショッピングサイトであれば、ブロックされます。
メルカリのみブロックしたい場合は、URL登録によるブロック設定をしてください。
メルカリのアドレス ⇒ https://jp.mercari.com/
違法ダウンロードに関する情報のブロック設定
コミュニケーション/メディアの「ピアツーピア」、「プロキシ回避システム/匿名化ソフトウェア」にチェック
※違法ダウンロード自体をブロックするのではなく、ダウンロードするための情報を扱ったサイトをブロックします。
銃に関する情報のブロック設定
議論の余地がある話題のガンクラブ/ハンティング、「武器/軍隊」にチェック
違法行為全般のブロック設定
議論の余地がある話題の「違法と思われる薬物」、「違法と思われる行為」にチェック
YouTube を観れないようにする設定
フィルタの全てにチェックを入れても YOUTUBE はブロックできません。
制限したいときは、URL登録によるブロック設定をしてください。
YouTube のアドレス ⇒ https://www.youtube.com/
この設定をする事により、際限なく観ることを防ぎ、親の許可のもと観れるようになります。
URL登録によるブロック設定
保護者による使用制限のウィンドウの「例外的に許可/禁止するWebサイトの設定」を押します。
コンピュータの保護設定「Webサイト」の「追加」を押します。
「項目の追加/編集」が開きますので、URLをコピーペーストします。
「処理 :Webサイトを許可」の右側の▼をクリックして「禁止」を選択します。
URLと「禁止」の設定が完了したらOKを押します。
正常に追加されれば、次のような表示になります。
ブロックした時の動作
サイトをブロックした時は、以下のような表示が出ます
「使用時間の制限」で出来ること
インターネットが利用できる時間と曜日の設定ができます。
また、一日の合計使用時間の上限設定をすることもできます。
利用目的は、「親の目の届かない時間にインターネットを利用させない」です。
この設定をしても、インターネット以外の機能は利用する事が出来ます。
「使用時間の制限」設定方法
保護者による使用制限のウィンドウの「使用時間の制限」を押します。
使用禁止設定
「時間制限を有効にする」にチェックがされた状態で、使用禁止にしたい時間帯をクリックすると赤くなります。
赤くなった箇所は禁止の設定になります。
1時間単位の設定ができます。
上限時間の設定
平日と週末 (土日) でインターネットが利用できる上限時間の設定ができます。
1時間単位の設定ができます。
許可設定にする場合
親が許可した時にインターネットを利用させたいときは、全ての時間帯を赤く設定しておきます。
以下の「制限がかかった時の動作」で説明している解除を利用することで、使用許可の設定をすることができます。
制限がかかった時の動作
制限時には、右下に以下のようなポップアップが出ます。
「インターネットを1じかんだけしようできるようにする」押すと一時的に解除できます。
解除にはパスワードを入力する必要があり、有効時間は1時間です。
1時間経過した場合は、もう一度パスワードを入力すればさらに1時間の解除となります。
「ソフトウェアの制限」で出来る事
「ゲーム」、「使ってほしくないソフト」の利用に制限をかける事ができます。
「ソフトウェアの制限」設定方法
保護者による使用制限のウィンドウの「ソフトウェアの制限」を押します。
「ソフトウェアの使用制限を有効にする」にチェックを入れます。
「+追加」を押します。
表示された「ソフトウェア名」の一覧にあればチェックを入れて選択します。
一覧にソフトウェアが見つからない場合は、「参照」を押します。
上部の「PC」右側の > 、もしくは左下のローカルディスク (C:)を押します。
Program Files 内にある目的のプログラムを選択します。
ここでは、「VideoEditor.exe」というプログラムを例に選択しています。
ファイル名に目的のプログラムが表示されたら開くを押します。
そうすると、「ソフトウェア名」に先ほど選択したプログラムが表示されます。
プログラムの一つを選択するだけで、これら複数の表示がでます。
表示されたプログラム全てにチェックを入れて OK を押します。
設定が完了すると、「設定の変更」という表示がでます。
ここで禁止する時間帯の設定をすることができます。
これらは個別のアプリケーションであり、全て選択してブロック設定して問題ありません。
制限がかかった時の動作
制限時には、右下に以下のようなポップアップとメッセージが出ます。
利用するときには、「パスワードをいれてつかう」を押し、パスワード入力をすれば利用可能になります。
「保護者による使用制限」はこんな使い方ができます
親がいる時だけインターネットの利用をさせたい ⇒ 使用時間の制限
ゲームを際限なくプレイすることを防ぎたい ⇒ ソフトウェアの制限
アダルトサイトや暴力的なサイトへはアクセスして欲しくない ⇒ URLフィルタ
特定のサイトへアクセスできないように設定したい ⇒ URLフィルタ
※これらの機能はパソコン自体を使えなくするものではありません。
子供に使ってほしくない所を管理できるように保護してくれるものです。
「保護者による使用制限」の注意点とまとめ
親が設定したパスワードを知ってしまい、解除できるようになってしまったという報告もあります。
定期的にパスワードの変更をする事が望ましいです。
また、導入前には利用できる時間帯や曜日をよく話し合って決めての導入が大切です。
この機能は、子どもへの悪影響の遮断が第一目的と言えます。
第二の目的として勝手に危険なサイトへアクセスさせないようにし、ウイルス感染や個人情報漏えいなどにつながるリスクの軽減として有効な機能と言えます。