パスワードマネージャーを試してみました
セキュリティ対策では、ウイルスに感染しないことも大事だと思いますが、データを盗まれない事にも気をつけないといけません。ウイルス対策にはウイルスバスターを使っています。
同じ会社が販売しているパスワードマネージャーというソフトがあり、以前から気になっていました。そこで、約2週間使ってみましたので、その使い心地や問題点をご紹介します。
まず、この パスワードマネージャーですが、無料版があります。無料版が管理できるIDとパスワードは5つまでとなっています。たくさん管理が必要な方は、足りないと思います。
パスワードマネージャーをインストール
私が使ってみたのは製品版です。インストールすると、18個のサイトのIDとデータが管理されるようになりました。インストール途中に管理できないサイトがあるとメッセージが出て、約半分のサイトは、 パスワードマネージャーでは管理できないようでした。
設定を変えれば、管理できるようになるのかとも思いましたが、変に変更して余計に使いづらくなるのを恐れて、そのまま使ってみることにしました。
いつもだと、開くと直ぐにオートコンプリートのIDが表示され、パスワードの部分はアスタリスク「******」で表示されます。
それが、 パスワードマネージャーだと、約5秒程待つと、マスターパスワードの表示が求められます。 マスターパスワードとは、 パスワードマネージャー自体のパスワードで、一度入力すると、設定した時間内は、入力なしでログインできるようになります。
パスワードマネージャーで起こった問題点
ほとんどのサイトは、それで問題はないのですが、幾つかのサイトは パスワードマネージャーさえ立ち上がりません。今までオートコンプリートされていたサイトを、手入力しなければならなくなりました。
ある素材サイトを利用しています。そこでは、一日に8枚までのイラストなどを利用できます。しかし、この パスワードマネージャーを入れてからは、3枚~4枚しかダウンロードできなくなりました。また、ログイン時にエラーが出るようにもなりました。
また、今までパソコンを利用していて不満を感じたことはあまり無いのですが、 パスワードマネージャーを入れてから、サイトが表示されないことが頻発しました。
設定を変えてみたり、使うブラウザを変えてみたりしたのですが、少しづつ色々なエラーが出てしまい、断念することにしました。
パスワードマネージャーのアンインストール
パスワードマネージャーを無くす為には、プログラムのアンインストールをする必要がありました。アンインストール後、今までと同じように使えるように戻ると思っていたのですが、違いました。
オートコンプリートがオフになっているのです。ツール⇒インターネットオプション⇒コンテンツ⇒オートコンプリートの「フォーム」、「フォームのユーザ名およびパスワード」にチェックを入れてOKを押す必要があります。
これを行て、 パスワードマネージャー導入時の前の状態に戻すことができました。私がもし、3つ程度のサイトしか利用していなかった場合は、非常に良いソフトだと思いました。しかし、私があまりにもIDとパスワードを管理するサイトが多かった為、今回は、アンインストールする事態となってしまいました。