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あまりにも安いマイクロソフトオフィスを購入したらどうなるのか説明

先日、ある YOUTUBE を見ました。それは「マイクロソフトのoffice (オフィス) を1000円で購入する方法が凄すぎると話題に」というタイトルでした。

調べてみたところ、確かにアマゾンで1,000円程度で販売されています。説明では合法と書かれていますが、使う側に違法性は無いという意味であって、販売している方は悪意を持って行っています。

どういうことかと説明しますと、購入すると送られてくるのがプロダクトキー。メールで送られてきます。ソフトのインストール時にこのプロダクトキーを入力するのですが、このプロダクトキーは「ボリュームライセンス」と言われるものです。

企業が多数のパソコンにインストールするために一つのプロダクトキーで複数台の認証が可能になっています。欧州では必要無くなったソフトを販売することは著作権違反に当たらないそうです。しかし、それを今回のようにバラ売りするといくつか問題が起こります。

その問題とは、購入した人が何台にもインストールできる点に気づくことです。また、購入した人の中には上限の台数に当たってしまい、インストールできない人が出てきます。また、マイクロソフト側の対策で、ある日突然、ソフトが利用できなくなることがあります。

「安いマイクロソフトオフィス」販売者が知られたくない事

販売する側が知られたくない一番の情報とは、「上限台数まで、何台でもインストールできてしまう」という点です。その上限台数は企業の契約によって様々です。

いつまで経っても、この販売方法が無くならないのは、欧州でのボリュームライセンスを販売されると、マイクロソフト側も対応ができないというのが理由のようです。

欧州では、使わなくなったプロダクトキーを販売することが合法だという判決が出ました。それにかこつけた業者は、企業用のボリュームライセンスをバラ売りしているという構図です。

このように販売されているボリュームライセンスですが、「ある日突然使えなくなった」というのを、何度も聞いたことがあります。上限に達したり、何らかの対策がされることが必至なので、この方法で入手したソフトはトラブルを避けることができません。

「安いマイクロソフトオフィス」の問題点

このように販売されている「安いマイクロソフトオフィス」ですが、説明の付かない点があります。通常、使わなくなったボリュームライセンスは、古いオフィスソフトです。企業がオフィスを買い替えれば、古いオフィスソフトが必要なくなるからです。

しかし、販売されている「安いマイクロソフトオフィス」を見ると最新のものも含まれています。そういったものが世に出回っているというのは、必要がなくなったものでは無く、ボリュームライセンスのプロダクトキーが盗まれている可能性もあります。

そういった意味でも出所の分からないものには触らない方が賢明と言えるでしょう。どうしてもオフィスソフトを安く導入したいのであれば、「Libre Office」を利用するのが良いと思います。

無料で使用でき、設定をちゃんとして使えば「Microsoft Office」とほぼ同じように使うことができます。

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