目次
- 1 ウイルスバスターの機能「保護者による使用制限」について
- 2 ウイルスバスターのフォルダシールドの機能とは
- 3 ウイルスバスターのデータ消去ツールとは
- 4 ウイルスバスターのパスワードマネージャーという機能について
- 5 ウイルスバスターの「クラウドストレージスキャン」とは
- 6 ウイルスバスターの「リモートファイルロック」機能とは
- 7 ウイルスバスターの機能「プライバシー設定チェッカー」とは
- 8 ウイルスバスターの機能「情報漏えい対策」とは
- 9 ウイルスバスターの機能「サイレントモード」とは
- 10 ウイルスバスターの機能「システムチューナー」とは
- 11 ウイルス対策の機能について
- 12 ウイルスバスターの迷惑メール対策機能について
- 13 ウイルスバスターの評価まとめ
ウイルスバスターの機能「保護者による使用制限」について
実際にこの機能を使ってみました。そうするとある欠点と意外な使い方が見つかりました。
まず欠点とは、パスワードです。制限がかかると設定した時間の間はインターネットを使うことができなくなります。
子供がそのパスワードを知ってしまったり、予測をつけてビンゴ!してしまうと効果が無いということです。画面上にパスワードのヒントや忘れた時の為に登録メールアドレスにメールを送る設定があります。
子供がその事に気づいてパスワードをクリアしてしまうことが、おおいに考えられます。
それから、意外な使い方とは、この機能を十分に使い倒すために設定を行って2週間ほど使いました。
そうすると、突然インターネットにつながらなくなってしまいました。パスワードを忘れてしまい、いつも見ているYOUTUBEがしばしの間おあずけになってしまいました…。
そうです。本気で集中したいときなど、自分自身への戒めとして設定もアリだなと思いました。
おかけで、YOUTUBEを観ずに作業に集中することができました(笑)
子供への設定として、使える制限は以下のとおりです。
・URLの設定 (暴力的なサイトやアダルトサイトなど)
・ソフトウェアの制限 (ゲームや勝手にインストールするのを制限)
時間による制限
URLによる制限
とても細かく設定でき、設定内容は自動で判別してくれます。
こういった機能のソフトを購入する代わりにウイルスバスターを入れて使うのも良いと思います。
ウイルスバスターのフォルダシールドの機能とは
フォルダシールドと聞いて、一番最初に思い描いたのは「自分以外にはアクセスできないフォルダが作れる!?」と、いうことです。
実際は違いました。この機能は、ランサムウェアにデータを書き換えられるのを防ぐためのものです。
とてもたくさん感染者のいるウイルスで、大事なデータを書き換えて暗号化します。暗号化が終わった後に金銭を要求するメッセージが出るものです。
このフォルダに入れておけば、暗号化できないようにしてくれるというのです。
ランサムウェアが広まってからというもの、大切なデータは何重にもバックアップをするようにしています。なので、必要無い人には魅力的な機能とはならないかもしれませんね。
ちなみに、フォルダ内を暗号化して他人に読まれないようにしてくれる機能も搭載されていました。それはリモートファイルロック機能というものです。
詳しく説明したページがありますので、そちらでご確認ください。
ウイルスバスターのデータ消去ツールとは
通常のデータ消去ツールと言えば、ハードディスク全体やUSBフラッシュメモリ全ての空きデータ領域を完全削除してくれるものです。
このデータ消去ツールの違うところは、データ1つ1つを完全削除してくれるところです。
1つのデータだけだと短時間ですみます。会社のデータや個人情報が含まれるデータを削除後などに実行する使い方が想定でます。
会社で試用してみました。しかし便利そうなのですが、あまり使うことはありませんでした。
個人では、この機能を使う方はあまりいないと思います。
ウイルスバスターのパスワードマネージャーという機能について
私はパスワードの管理を独自に開発して行っています。ですから、このパスワードマネージャーを使うことはありません。
逆にこの機能を乗っ取られた時が怖いからです。通常のパスワード管理をしっかりしている人には、ありがたみのある機能では無いといえます。
しかしながら、パスワードは大事なものばかりとは限りません。あまり使わないプロバイダーの接続パスワード。メールパスワード。
それから、ソフトの登録時に設定したパスワードなど、特に重要では無いにしてもたくさんあると、どれがどのパスワードか分からなくなってしまいますよね。
そういった分かりづらいパスワードを、一目で確認できるようにしたいという方にはピッタリの機能ではないでしょうか。
ウイルスバスターの「クラウドストレージスキャン」とは
今まではパソコンに保存さているデータや接続した機器のスキャンだけしてくれていました。
「クラウドデータが感染しているかもしれない」と思った時は、一旦ダウンロードしてスキャンする必要がありました。
そんななか、この機能では、パソコンにデータをダウンロードすることなくスキャンをすることができます。
しかしながら、メーカーであるトレンドマイクロのストレージ内にはダウンロードしてスキャンするようになります。
大切なデータをスキャンする場合は、少しセキュリティ面で気になるところもあります。
しかしながら、信用度の高いメーカーですので、他のどのメーカーよりも信用できる機能と私は感じます。
ウイルスバスターの「リモートファイルロック」機能とは
誰しもが一回は考えたことのある「自分以外、誰にも見られないフォルダの作成」。それがこの、リモートファイルロックです。
でも名前とイメージがちょっと違いますよね、その理由はもうひとつの機能があるからです。
もう一つの機能とは、この設定をしているパソコンが盗難にあった場合、リモートでデータを読めなくすることができます。
トレンドマイクロのサイトからロックをかけることで、その機能は働きます。この機能が働くと、パスワードを入力してもデータを開くことはできません。
データを開く唯一の手段は、盗難されたパソコンが戻ってきたとトレンドマイクロに報告することです。
ランサムウェアの逆のようなソフトですが、いろいろある機能のなかで一番安心できる機能ではないでしょうか。
ウイルスバスターの機能「プライバシー設定チェッカー」とは
この機能は、自分が知らないうちに個人情報が危険な状態になっていないか自動で判定・防御してくれる機能です。
SNSなどでは最初から公開範囲が広く設定されていることがあります。自分の大切な情報が知人だけではなく、まったく知らない人にも知る事ができるようになっていたら怖いですよ。
そういった設定は、普通にたくさんあります。そういった公開情報をチェックして警告してくれる機能があります。
また、インターネットを閲覧するとその履歴を勝手に収集されることがあります。名前の入力や個人情報まで記述がある場合には、そういった情報も知られてしまうことがあります。
こういったことが起こらないように履歴を防御してくれるのも、このプライバシー設定チェッカーです。この機能は、設定をしてなくても最初から有効になっている機能です。
なじみはありませんが、ウイルスバスターを入れていて安心できる機能のなかで、大事なものの1つと言えます。
ウイルスバスターの機能「情報漏えい対策」とは
この機能は、ウイルスやスパイウェアが個人情報やクレジットカード情報を盗もうとしたときに、防御してくれる機能です。
あらかじめ、自分の名前やクレジットカード番号、電話番号などを登録しておくと、そのデータが送信されるときに遮断してくれるのです。
私はこの機能がえらく気に入り、早速クレジット番号と名前、電話番号を登録しました。
そして買い物などでデータを入力しようと思って入力したとたん、警告とともに、遮断されてしまいました。
そうです。逆にパソコンを使ってクレジット購入などをよくされる方には、使いづらい機能ということが分かりました。
あまり入力することが無く、クレジット番号やマイナンバーを守りたいという方には良いかもしれません。
設定をしていても、入力時に一時的にオフにすれば遮断されることはありません。むしろ、そういった使い方をするこが想定されていると思います。
ウイルスバスターの機能「サイレントモード」とは
想定での使用方法は、重要な仕事をしているときポップアップなど勝手に出ないようにする機能のようです。
プログラムの登録をするようになっており、毎月のように更新のあるJavaやフラッシュの更新を止めるのに良いかもしれませんね。
設定できる時間は1時間~24時間になっています。入力中にポップアップが出てターゲットを奪われ、入力できなくなることってありますよね。
知っていれば、なかなか使える機能かもしれません。設定する画面でプログラムを選択するのですが、そこでの設定方法が少し分かりづらく感じました。
そのあたりも自動で判別してくれると助かる機能と言えるのですが…。
ウイルスバスターの機能「システムチューナー」とは
セキュリティやパフォーマンスを下げる要因をチェックしてくれる機能です。
ウィンドウズアップデートが長くされていない場合や、起動時間を短縮できる方法などを教えてくれます。
また、不要なデータを消すことで空き領域が増える場合にも教えてくれます。
自分が実行したときには、何も改善を提案してくれませんでした。この機能が教えてくれる時は、相当パソコンが危ない状況の時だと感じました。
でも世の中には、その危ない・もったいない状態で使っている人がたくさんいるようにも思います。不要なデータを削除するだけで快適になるのに忘れて行っていない人などです。ボタンを押して2~3分待つだけなので、占いだと思って実行してやる気持ちが良いと思います。
ウイルス対策の機能について
セキュリティレポート画面があり、過去の検出やブロックについて分かりやすい表示になっています。
ウイルスにはあまり感染しないはずなので、検出は少ないと思いますが、WEB閲覧時のブロックはそこそこの頻度で表示されます。
過去1年までさかのぼって確認することができます。おかしい挙動が合った場合、このレポートで確認することでいつの作業が原因なのか予測をつけることができます。
ウイルススキャンには予約機能がついています。定期的にスキャンすることもできれば、手動のみにして余計な負担を減らすこともできます。
リアルタイムスキャンがあれば、認識できるウイルスは常時監視しています。未知のウイルスに対してスキャンすることで過去の感染を見つけることができますので、一定の期間ごとに全体のスキャンはどうしても必要にはなります。
ウイルスバスターの迷惑メール対策機能について
ウイルス対策ソフトで最も必要を感じる補助機能は、迷惑メール対策ではないでしょうか。
ウイルスバスターでは、この機能を有効にすると、迷惑メールと判定したメールのタイトルに[迷惑メール]と付けてくれます。
メールソフト側で判定をすると精度が良くありませんが、ウイルスバスターの迷惑メール判定は優秀です。
かなりの精度で振り分けてくれます。誤判定が無いわけではありませんが、日々精度が向上しているのも強みだと言えます。
欠点として、メールの数が多いと処理に時間がかかることです。大量にメールの受信をしている環境では、受信に数分かかることもしばしばあります。
この機能は、毎日迷惑メールの選り分けをしている環境の方には、ありがたいソフトなのですが、そのような環境の方には別の問題もあります。
ごく稀にですが、この機能が原因でメールの受信ができないことがありました。それは、「Outlookで迷惑メール対策ツールバーを有効に設定する」にチェックを入れた環境で起こります。
ツールバーのプラグインは、この機能に限らずちょくちょくパソコンの不具合に原因になることがあります。
ウイルスバスターの迷惑メール対策ツールバーも例外ではありません。
Outlookの仕様が大きく変更された時や、ウィンドウズのセキュリティ仕様が変わった時などに影響を受けることがあります。
ツールバーが原因だと分かれば、オフにするだけで改善できるのですが、気づかない場合は、最悪メールが受信できなくなったままです。
非常に便利な機能ですが、そのような副作用的なことを理解して使うと最高の機能として利用できると思います。
ウイルスバスターの評価まとめ
非常にたくさんの補助機能がついているウイルスバスターですが、一番役に立つ機能としては「迷惑メール対策機能」と言えます。
しかしながら、非常に便利がゆえに使う時の注意点も理解して使う必要がありました。注意とは、迷惑メール対策ツールバーが原因で不具合が起こることがあるということです。
受信・送信で問題が起きた時は、一番にオフにして確認をするのが良いです。
本来のウイルススキャンに関しては、パソコンに負担がかからないようとても配慮された作りとなています。
パソコンのスペックが低くても、動作が軽快なところが選ばれている理由とも言えます。
購入者が一番迷う点としては、その金額ではないでしょうか。比較では、最も高額なウイルス対策ソフトと言えます。
金銭的なことよりも、パソコンの安全性・安心感の方を重視される方が選ぶソフトと言えます。