学校現場でのデータの取扱い
学校関連に勤務していたときのことです。 学校ですので、セキュリティ管理というのはかなり慎重に行っています。事務方はUSBをパソコンにつなげてはいけないということになっており、基本的には仕事は持ち帰りをしてはいけないことになっています。
ですので、遅くまでよく残業をされていました。教員は、というと、自由裁量性の労働契約ですので、一定の拘束時間以外は、仕事は自宅でやろうと学校でやろうと、ある意味自由でした。
表面上の個人情報管理
ですが、そのようななかでも個人情報に関することは当然のことながら、持ち出し禁止になっていましたので、そういったことに関わることは基本、学校で仕事を済ませていました。
教員は授業をする関係でUSBを使用することが認められていましたが、基本、それも学内で使用する場合に限って、パスワード設定のできるセキュリティの高いものに限り認められる、というものでした。
学校現場でのセキュリティの抜け道
このように徹底して、情報管理を行っていたのですけど、結局のところ、モラルの問題ではないかと思います。こういった方法であっても多くの抜け道が存在します。
パスワード設定のあるUSBであっても、持ち帰ることができるわけですし、ネットにつないでいる環境では、ネットに添付して送信をすることができるからです。そのモラル、倫理的な考え方を高めることは、とても難しいことではないかと思います。