ウイルスが感染する経路としてweb閲覧時があります。ホームページを見ている時です。海外のwebページが危険なことはみなさん良くご存知です。しかし、いつも見ている日本のwebページも危険がたくさんあることをご存知ですか?
それはサイトが悪意のある人に乗っ取られる、すなわちハッキングされることで起こることもあります。しかし、もっと簡単に感染する危険があるのです。それは広告です。見た事はございませんか?「あなたのパソコンは危険です。すぐにこちらからダウンロードしてセキュリティ対策をしてください」という広告を。
なぜ広告に危険があるのかをご説明します。広告を掲載しているサイトは、多くの場合掲載広告を選ぶのではなく、自動で広告が入るプログラムを利用しています。そこへ業者が広告を出すのですが、ウイルスが入っている広告を掲載するとすぐにバレてしまいます。
それでは、どうするのかと言いますと、ダウンロードしたソフトウェアの更新時に勝手にプラグインをインストールします。プラグインとは本来の機能に付加機能を付け加えるソフトのことです。そのプラグインがさらに別のプログラムをインストールします。
三段階の手順をふんで最終的にウイルスが持ち込まれるのです。この手法を使えば、最初の広告を出した業者は、「勝手にプラグインを提供している会社がやったこと」と逃げることができます。
web上でセキュリティに気を付けるのではあれば、上記のような手法を知っておくべきです。また、セキュリティソフトは、そういった手法を理解していて警告を出してくれるものがたくさんあります。
またセキュリティソフトは、様々な種類がありますが、使い勝手やパソコン、OSとの相性もあるので、これはよさそうだなと思ったものがあれば、試用版をインストールしてみるのが良いと思います。
自分の環境で良いと思ったものを契約して使うのが最も間違いのないセキュリティソフトの選び方です。
無料版は、利用できる機能が限定されていたり、不具合への対応が遅くなりがちです。個人的な利用目的であれば問題ありませんが、。個人情報を扱ったり、メインの仕事用として使う場合、より安心できる有料版の導入が良いと言えます。
また、パソコン、1台にセキュリティソフトは1つだけです。複数のセキュリティソフトを入れると、お互いが競合して不具合が起こることがあります。セキュリティ対策ソフトが最初からインストールされているパソコンも多く販売されています。そういった場合、最初にプログラムと機能からアンインストールして導入することは忘れないようにしなければなりません。