フリーソフトを実行して顔面蒼白
先日、あるフリーソフトを利用したところ、不具合でメールデータが消失してしまいました。そのあるフリーソフトとは、「CCleaner」です。以前から、パソコン内部の不要なゴミを削除するツールとして重宝していました。
今回も、久しぶりにパソコン内部にたまった不要なファイルを削除する為に、最新版をダウンロードして実行しました。そうすると、メールの受信データが全て消えて無くなってしまったのです。
とても大切なメールデータが大量に保存してあったので、もうアセるどころの騒ぎではありません。顔面蒼白です。調べてみると、データは完全に削除された訳では無く、破損した状態なので読み込まれなくなっているだけだと分かりました。
ネットを参考に修復を試みて、半日がかりでやっと復元することができました。一部のデータは完全に修復する事ができずに文字化けしているところも残っています。
フリーソフト「CCleaner」のセキュリティに関わるもう一つの問題
この件については、単純にバグかと思われるのですが、調べていると「CCleaner」にはもう一つ大きな問題があることが分かりました。その問題とは、「実行しているパソコンのデータが収集される」というのです。しかも、そのデータ収集機能をオフにするチェックボックスがあるのですが、オフにしても次回起動するとオンになったままなのだそうです。
このオフに出来ない仕様は、「CCleaner」がアバストという会社に買収されてから起き始めたそうです。アバストという会社は、フリーソフトのウイルス対策ソフト「AVAST」でとても有名な会社です。
利用者の許諾なしに、パソコンのデータを収集されるのは気持ちが良いものではありません。ましてや、拒否する事も出来ず強制的にとなると疑いの目が強くなってしまいます。
フリーソフトが必ず持っているリスク
フリーソフトが無料である理由は、その他の部分で収益を得ることができるからです。どうしても収益得る事が難しい状況になってくると、グレーな領域へ手を出すしか方法が無くなってきます。
こういった理由から、フリーソフトには必ずそのようなリスクが伴うことを理解した上で使用する必要が出てくると言えます。個人のパソコンであれば、多少のデータは問題ないかもしまれせんが、会社でフリーソフトを導入するということは、とても危険な行為と言えるのです。
もし、データ流出すると問題の起こる環境でパソコンを利用されているのであれば、市販のセキュリティ対策ソフトを導入するのが、一番かしこい選択と言えるのではないでしょうか。